発光 Hakkou 菅原一剛 Ichigo Sugawara 2023 1/7-29 Aomori Museum of Art

その光のあたたかさをなんとか写したくて何時間も地吹雪の中に立って、そんな光を待っている その光のあたたかさをなんとか写したくて何時間も地吹雪の中に立って、そんな光を待っている

菅原一剛は常に「光」を捜している。雪の中の光、青森の自然の中にある光、発掘された土器が放つ光。そして、やがて資源として生まれ変わる資源ゴミの可能性という光。約20年に渡り青森の光を見つめ、撮影し続けた菅原一剛の膨大な写真たちはまさに「発光」している。青南商事50周年を記念して開催される本展では、「白い光」「大切な光」「新しい光」の3部構成にて、グラスプリント、ホワイトプリント、典具帖紙プリントなど様々な技法を用い、菅原一剛が青森の地で感じた「光」の印象を再現する。

第1章 白い光 IMG

第1章 白い光

菅原一剛が20年近くに渡って撮影を続けている“雪の中の光”たち。その白い世界の中での“しろい光”は、不思議ととてもあたたかい。そのすがたを、様々な白色の表現で示した、新たな写真表現のかたち。

第2章 大切な光 IMG

第2章 大切な光

まっ白な雪の中で、どれほどの時間を重ねたのであろうか。そしてその時間は菅原一剛にとって、結果としてどのような時間になったのであろうか。そんな津軽の冬の中で彷徨いながら見つけたものは、とてもあたたかい世界だった。

第3章 新しい光 IMG

第3章 新しい光

津軽の地から出土した縄文晩期の貴重な土器の肖像写真群。小さなかけらを集めて土器を復元していく過程と、鉄屑と言われる廃棄物を、丁寧かつ正確に分類し、新たな資源として再生する営み、そしてそのすがたは、どちらもとても美しい。


菅原一剛 Ichigo Sugawara

1960年札幌生まれ。大阪芸術大学芸術学部写真学科卒業後、早崎治氏に師事。フランスにて写真家として活動を開始して以来、数多くの個展を開催。1996年に撮影監督を務めた映画『青い魚』は、ベルリン国際映画祭に正式招待作品として上映される。2004年フランス国立図書館にパーマネントコレクションとして収蔵される。2005年ニューヨークのPace/MacGill Galleryにて開催された『Made In The Shade』展にロバート・フランク氏と共に参加。また同年、アニメ『蟲師』のオープニングディレクターを務めるなど、従来の写真表現を越え、多岐にわたり活動の領域を広げている。2010年サンディエゴ写真美術館に作品が収蔵。2014年作品集『Daylight | Blue』上梓。日本赤十字社永年カメラマン。大阪芸術大学客員教授。

https://ichigosugawara.com

News/Information

1/7(土)15:30〜16:30

ギャラリートーク開催
写真家 菅原一剛氏・キュレーター 太田菜穂子氏

菅原一剛氏と、30年にわたり親交のある友人でもあり、
数々の美術展・写真展を手がけるキュレーター太田菜穂子氏によるギャラリートークを開催します。奮ってご参加ください。
※ご参加の方は、5分前にコミュニティギャラリー内にお集まりください。

1/21(土)10:00〜19:00

RICOH「GR meet 47 in AOMORI」を
会場にて開催。 申し込み受付中。

会場  青森県立美術館
参加費 無料

「RICOH GR」をテーマにし、47都道府県各地で開催されているリアルイベント「GR meet47」。今回は、菅原一剛氏をゲストに、写真展「発光」開催中の会場にて開催されます。
作品観賞やトークショーのほか、青森市内の撮影会、講評会などを予定しています。詳細はこちらをご覧いただき、お申し込みフォームにてお申し込みください。
https://www.grblog.jp/article/20996/
申込締切 1月20日(金)12:00まで

Outline

会期
2023年1月7日(土)〜29日(日)[開催終了]
休館日
1月 10日(火) 23日(月)
開館時間
9時30分〜17時 (入館は16時30分まで)
会場
青森県立美術館 コミュニティーギャラリー
入場料
入場無料
主催
菅原一剛写真展実行委員会
協賛
株式会社青南商事
後援
東奥日報 陸奥新報 青森放送 青森テレビ 青森朝日放送 エフエム青森 川口印刷工業
問い合わせ
菅原一剛写真展実行委員会 事務局 TEL 03-4283-5585 (ストロベリーピクチャーズ内) 問い合わせフォーム

Access

青森県立美術館 〒038-0021 青森市安田字近野185
TEL 017-783-3000

JR青森駅から

車で約20分
青森市営バス6番バス停から三内丸山遺跡行き
「県立美術館前」下車 (所要時間約20分)
※ 詳しくは青森市営バス(青森市企業局交通部管理課 017-726-5441 )へお問い合わせ下さい。

JR新青森駅から

車で約10分
ルートバスねぶたん号 新青森駅東口バス停から乗車
「県立美術館前」下車 (所要時間約10分)
※ 詳しくはあおもりシャトルdeルートバス「ねぶたん号」 (青森観光バス(株)017-739-9384) へお問い合わせ下さい。

青森空港から

車で約20分

東北縦貫自動車道青森I.C.から

車で約5分

(八戸方面から)青森自動車道青森中央I.C.から

車で約10分

Catalogue/Goods

発光

公式図録  発光
税込2,200円
A4変型、108ぺージ

本写真展に出展する作品の中から選りすぐった63点を収録した図録。
「白い光」「大切な光」「新しい光」の3部構成からなる、菅原一剛の内省的かつ詩的とも言える写真群を、菅原が信頼をおく 印刷チームの技術を駆使した、高品質な印刷表現でご覧いただけます。

2023年1月7日発売予定

津軽

津軽
税込2,750円
A4変型、108ぺージ

北東北エリアマガジン「rakra(ラ・クラ)」にて、10年に渡り連載してきた菅原一剛フォトエッセイ「津軽」を再編集し書籍化したもの。20年近く見つめ続けてきた「津軽」へ向ける菅原一剛のまなざしを、骨太かつ静謐な写真とあたたかい言葉で綴る一冊です。
※本書は、連載「津軽」2012年54号(2012/8/25発行)〜 2022年115号(2022/12/25発行)の内容を再構成したものです。

2023年1月7日発売予定

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